不登校の高校生が復学するために親が知っておきたいこと

進路
高校の3年間は今後の進路を決める上でも大切な時期です。就職するにしても進学するにしても、学校の教師と連携を図り進路を決めたいと思いますよね。

しかし、今高校生のお子様が不登校で悩んでいませんか?

不登校期間が長引けば長引くほど、復学が難しくなると言われています。このまま高校を中退する選択肢もありますが、ご両親の心情を考えると高校は卒業してほしいですよね。

今回は、不登校で悩むお子様の復学に向けてのポイントをご紹介します。

① 不登校の原因を追究する前にお子様のメンタルサポートを行う

家族、サポート

まず、お子様の復学を考えるよりも不登校の原因を考えてみましょう。原因には様々ありますが、学校の問題家庭の問題に大きく分類できます。

学校の問題

学校でいじめに遭う、集団行動が苦手、授業についていけないなどの原因が考えられます。最初は軽い体調不良を訴え早退や遅刻を繰り返しますが、徐々に欠席を繰り返すようになり、最終的には不登校に至ります。

学校の教師や同級生との関係が上手くいかなくなること以外にも、勉強面で自己嫌悪に陥ることもあるのです。

ご両親は当然、学校でも様子をすべて把握することはできませんよね。毎日帰ってくるお子様の様子をこまめに伺う学校とのコミュニケーションを積極的にとるなどして予防線を張っておくことはできます。

家庭の問題

家庭の問題はご両親の問題に直結します。夫婦仲が悪く、家庭内で険悪な雰囲気が流れることが多ければ、お子様は学校から帰宅しても心を休まることができません。

学校でも家庭でも気を張っている状態が続くと、お子様は自分の部屋から出ようという気すらなくなります。無気力状態です。

本来家庭とは、お子様が最も心安らげる場所であるべきです。お子様に異変を感じたら、ご自身の家庭でもあり方を見直してみましょう

② 今の高校以外でお子様の居場所を見つける

学習塾

不登校の原因が解明しお子様の精神状態が安定したら、今後の進路について考えましょう。進路とは、現在の高校に通い続けるか、他の高校に転校するか、はたまた別の居場所を探すか、現状維持で様子を見守るかの4つです。

今章では、「他の高校に転校する=通信制サポート校に通う」「別の居場所を探す=学習塾・家庭教師」「現状維持=家族旅行」の3つを踏まえてお子様の今後の選択肢をご紹介します。

通信制サポート校

通信制サポート校とは、中学時代あるいは全日制高校在学時に不登校やいじめを経験した方でも卒業資格を目指せる学校です。

サポート校は学校法人が経営しているわけではないため、卒業しても高校卒業資格は取得できません。そのため、通信制高校と並行して通う必要があります。

通信制高校そのものが、登校日数が少なく不登校の方でも通いやすい学校です。しかし、登校日数の少なさから勉強を怠ってしまい、レポートやテストに取り組めなくなる方が多いのです。

しかし、サポート校に通えば、授業のサポートから家庭や友人関係の悩みまで学校専属のカウンセラーが相談に乗ってくれます。悩みを少しずつ解消しながら卒業資格を目指せるため、不登校再発防止に繋がります

学習塾・家庭教師

高校生なら進路のことは気になりますよね。学校に行かなくても受験対策を行ってくれるのが学習塾や家庭教師です。

通常、学習塾は受験対策のために通う方が多いです。しかし、不登校の方のために学校の基礎を学ぶコースも用意している学習塾もあります。そこから希望に合わせて受験対策を行うコースを設けているなど選択肢が用意されています。

基礎は学びたいけど、受験対策までやってほしい方に学習塾はおすすめです。あまり外に出たくない方は家庭教師もおすすめです。自宅まで訪問してくれることに加えて、人生の先輩として高校時代のアドバイス、大学や専門学校の楽しさなどを教えてくれるはずです。

(参考:『不登校の中学生には学習塾が最適!』)

家族旅行

ご家族全員で旅行に出かけると気分転換になります。これまで自宅に引きこもりがちだったお子様も、外に出て家族と楽しい時間を過ごすことで気持ちに余裕が出てくるはずです。

家庭の雰囲気も明るくなると思いますよ。

旅行先はあまり遠すぎる場所ではなく、車で軽くドライブできるくらいの近場をおすすめします。スケジュールもかつかつにしすぎず、ゆったり過ごせるプランを計画しましょう。

③ 学校の保健室やカウンセリングルームを利用する

保健室

お子様の気持ちに余裕が出てきたら復学する選択肢もあります。しかし、復学は順番を間違えると、振り出しに戻ることがあるので注意しましょう。

復学と言っても、いきなり教室で授業を受けるわけではありません。まずは学校に向かうこと、そして教師と顔を合わせることから始めましょう

最初は保健室や、あればカウンセリングルームに登校するのがおすすめです。仲の良かった友達と保健室で話しながら、徐々に学校の雰囲気に慣れていきます。出席できそうな授業にも1時間ごとに参加し、授業の雰囲気もつかんでいきます。

一人で教室に登校しクラスメイトと一緒にお昼を食べて授業を終えることが最終的な目標ですが、焦ってはいけません。

復学までの過程には時間をかけましょう。

④ 復学後のサポートも丁重に行う

親、子供

お子様が復学した後のサポートこそ丁寧に行いましょう。親御さんがいつまでも学校に付き添うことはできないため、復学後は帰宅後のお子様の様子から状況を判断するしかないのです。

しかし、あまり鑑賞しすぎるのもお子様の負担になりかねません。そのため、話し好きのお子様には積極的に質問をし、控えめなお子様には言動など様子から状況を判断しましょう。

不登校であっても復学はできます。ただ、復学だけが選択肢でないこと、復学を選ぶ場合は順序に気を付けることを忘れないでいてください。

何よりも大切なのはお子様の気持ちです。まずは、お子様が元気になることを第一目標にして、その後の進路についてはお子様の意見を第一に、家族全員でゆっくりと考えていきましょう。

お子様の人生はまだまだこれからです。焦らずゆっくりと歩みを進めましょう。