これから高校中退をする予定の人が一番気になるのは「単位ってどうなるの?」という部分だと思います。
高校中退したら単位はどうなる?
高校中退したら単位はどうなるのか、ということに関しては、前のページの「転入と編入の違い」でも少し触れていますが、もう少し詳しく確認していきましょう。
まず高校中退した時の単位はそのまま残ります。
(単位が引き継げる学校なら第一学院高等学校をチェック!)
しかし「単位を取った」と認定されるのは「学年末まできちんと在籍し、出席日数や試験結果が基準に達していたもの」のみです。
特に主要科目以外の音楽や体育などは休みがちで日数不足となってしまい、単位が取得できていないケースもありますので、学校側によく確認しましょう。
また取得出来ている単位があれば、学校に申請すれば「単位取得証明書」を発行してもらうことが可能となっています。
ですが、その日の内に発行してもらえるとは限りません。1日以上かかる場合もありますので、予め学校に電話して手続き方法などを確認してから学校へ足を運ぶ方が賢明でしょう。
尚、すでにその学校がなくなってしまっている場合などもあり得るかもしれませんね。
しかし、学校自体がなくなっても、過去に在籍していた生徒のデータはきちんと保管してあるものなので、ご安心ください。
公立なら各都道府県の役所に、私立なら経営していた団体に連絡するだけで大丈夫です。
単位って有効期限ある?
取得した単位は高校中退後も有効です。過去の実例で言うと10年前に高校中退して、やっと復学できるようになったという人も単位の引き継ぎが可能だったようです。
心配なようなら在籍していた高校に確認してみることを確認しますが、少なくとも5年前後なら有効なのは間違いないと思います。
10年前に習ったことなんて覚えてない人がほとんどでしょうし、教えている内容も違う可能性が高いのに有効期限がないというのは不思議なものですね。しかし、予期せぬ妊娠などが理由でそのまま高校中退のまま過ごし、やっと育児も落ち着いたし時間が出来たから高卒資格ぐらい取っておきたいなと前向きな考えの元で勉学を志す人にとって、「またゼロからやり直すのか」というのはなかなか大きなハードルとなる可能性が高いですね。
時間的にもお金的にもそこまで余裕がある人ばかりではないと思いますし。
そこまで厳密に期限を設けて、中卒のままでい続けざるを得ない状況を作り出すより、「あとちょっとだと思うから頑張ろう」と前向きな気持ちのまま再入学を果たしてくれる方が国にとっても良いことです。
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