中退のままだとどうなる?


このページは主に「これから高校中退する予定の人」に向けたページです。
実際に辞めてしまった人からの口コミも併せて紹介しますので、高校中退した後の生活を少しでもリアルに想像してみていただければと思います。


高校中退した後の生活について~口コミ①「本当の大人になりたくて」~

<都内、17歳、女性>
中学の途中からオンラインゲームにハマって、生活も不規則になって、学校を休みがちになるようになりました。ネット上には何歳も年上の友達がいて、クラスの友達の話なんて子供っぽくてついていけないと思うようになったのが一番の原因かもしれません。
高校に入ってもやっぱりクラスの子たちが幼く見えてしまい、「なんてつまらないんだろう」と感じるようになり、辞めてしまいました。
通信制高校なら色んな年齢の友達が出来るなんてことは、当時は考えつきもしなかったのが悔やまれます。

そしていつでもネットゲームを好きな時に出来るようになりました。
でもそこには、私が「この人、ホントに大人だなぁ」って思っていた人たちはいませんでした。
私と同じような不登校の子か、授業をサボっている大学生か、ニートばかりでした。たまにフリーターの人もいましたけど、それでも毎日いる人は少なかったんです。
毎日きちんと何かをやらなきゃいけない人は「ゲームは空いた時間に楽しむもの」というスタンスを守っていました。
毎日ゲームをやっている人は何かをサボっている人ばかりだということに気づきました。
そういう人は、自分が不愉快な思いをするともう感情をコントロール出来なくなる人ばかりでした。
「要するに、俺の気分を害するようなことはするなってことでしょ?それを社会倫理がどうのこうの言うのって、逆に子供っぽい」って思うようになり、
「やっぱりきちんと我慢するべきことを我慢できる人じゃないと、大人にはなれないんだ。つまんないってだけで高校中退した私だって子供だ」
と痛感しました。


口コミ②「飽きっぽい」の天才であることを忘れていた

<栃木、18歳、男性>
特に大きな理由があったわけじゃないんですけど、中学の時はそれなりに真面目で、高校受験の勉強も結構しっかりやって、そこそこ良い学校に入ったんですけど、でもなんか中学も高校もあまり大差ないなって感じてしまって、中3の冬で結構ガッツリ勉強したのもあったし、ちょっと飽きちゃったなと思って、何となくそのまま高校中退したんですけど。
その後半年ぐらいして気づいたんです。
俺、天才的に飽きっぽいんだって。
だからニートでいることにも半年くらいで飽きてしまって、ネットで知り合ったニート10年目とかの人の話聞いても絶望しか感じなかった。
フリーターやニートは何歳でも、何歳まででもやろうと思えば出来るけど、いわゆる「高校生」でいられるのは時間が限られているって気づきました。
今しか出来ないことだと思っていると何でも楽しいなと思えます。


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