転入と編入の違い


高校中退した後、もう1度学校に通いたいと思ったら「転入」で調べればいいの?「編入」で調べるべきなの?
どっちか分からないという人のためのこちらのコーナー。


高校中退したら転入?編入?

まずは端的に転入編入の違いを解説します。
転入:今在籍している学校から、他の学校へ転校することを言います。
編入:一度学校を辞めて、単位の引き継ぎを伴って、違う学校へ入り直すことを言います。
(何歳からでも編入できる学校は、鹿島学園高等学校がおすすめ)

なので、すでに高校中退した人は、少なくとも「転入」にはならないということですね。

そして転入と編入の一番の違いは、「単位」にあります。
例えば、A子さんが高校2年生の11月に高校中退するとします。
そうすると、A子さんが「最後まできちんと履修していた単位」は高校1年生の3月までの分だけと見做されます。
2年生の4月から11月までの分は「途中でやめてしまったもの」という見方しかされませんので、無駄になってしまいます。
一旦辞めてから入り直すと2年次の4~11月分は無駄になってしまいますが、
転入なら4~11月の分を引き継いだままに出来ます。
そこで、現時点でまだ高校中退していないなら、「転入」をオススメいたします。


1年生で辞めると新入学になるって本当?

上記の話の続きにもなりますが、1年生の途中で高校中退していると、「最後まできちんと履修していた単位」がありませんので、引き継ぐものが何もない状態からスタートしなくてはいけなくなります。「新入学」扱いになりますね。
ただし、入学時期に関しては学校によって違いがあるので、1年生の11月にやめたからといっても必ずしも翌年の4月まで入学出来ないとは限りません。学校の資料などで確認してみてください。

また、逆に通信制高校の「通学コース」を希望しているので、4月からやり直したいという場合には、転入ではなく一度高校中退という形を取る方が確実に1年の始まりから再スタートすることが可能となっております。
すでに形成されている人間関係の中に途中から入るというのが疲れるという生徒さんの場合には、一からスタートできるタイミングを考えるのも非常に重要だと思われます。


まとめ

転入:年間の途中でも、在籍日数などを無駄にしないで済む。1度高校中退してしまっていると出来ないので注意。
編入:履修した単位があればそのまま引き続ける。学年末までちゃんと在籍していた分の単位のみ引き継げる。
新入学:1からすっきりした状態でやり直したい場合にオススメ。最終学歴が中卒か、高校1年生での中退のどちらかの場合のみOK。


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