十数年前から、教育現場ではいじめをなくすための対策に力を入れ続けていますが、悲しいことにいじめは、なかなかなくなりません。
現在も、いじめを苦に不登校になったり、ひきこもりになったりする方も多くいます。
中には、立ち直って、再び学校に通ったり、転校したりして新しい人生を歩む方は多くいます。
そこで、今回はいじめが苦で高校中退してしまった方たちへ、対処法についてご紹介いたします。
いじめで苦しんでいる時は逃げることが大切!
いじめで苦しんでいる時には、その環境から逃げることが大切です。
いじめは一度始まってしまうと、同じ環境ではなかなか改善されることはありません。
逃げるというと語弊を生むかもしれませんが、いじめられていると気が付いた場合には、いち早くその環境から逃げることが重要です。
また、出来ることなら、逃げる際には大人に協力を得るようにしましょう。
担任の先生や家族など、いじめで苦しんでいると伝えることで、動いてくれる可能性は大いにあります。
たとえ、動いてもらえなかったとしても、他の先生やいじめ相談室など、誰でもいいので大人の味方を作るようにしましょう。
いじめを受けた際には、その場から逃げることと、自分は一人ではないと確かめることが大切です。
24時間対応のいじめ相談室へ
家族に相談するとなると、心配させたくない、知られたくない、といった理由から、躊躇ってしまう方は多くいます。
そんな方は24時間対応しているいじめ相談室へ電話するといいでしょう。
最近ではメール相談にも対応しているので、家族に知られることなく自分の悩みを打ち明けることができます。
また、学校への対策要望など、希望すれば対応してくれるので、ぜひ一度相談してみましょう。
高校中退して転校することもおすすめ!
いじめで高校中退した方は、通信制高校へ転校されてみてはいかがでしょうか。
通信制高校では登校する機会が少ないので、いじめられる危険性もありません。
また、他人との触れ合いが嫌だという方は、個別指導も行っている通信制高校は多く存在します。
通信制高校でも高卒の資格を取得することはできます。
高校さえ卒業すれば、就職もだいぶ楽になるだけでなく、大学進学なども可能になります。高校であれば悪質ないじめも多いですが、大学に進学するとそうそういじめはありません。
新しい環境で頑張れば、数年間の遅れも簡単に取り戻すことが出来るので、いじめで悩んでいる方はくれぐれも我慢しないようにしましょう。