不登校の高校生が選ぶ進路とは?

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不登校の高校生のお子様をお持ちの親御さん。そろそろ進路を決めようと考えていませんか?不登校の状態を続けるよりは行動に移した方がお子様の進路のためにもなります。今回は、不登校の高校生はどのような進路を選ぶことができるのかご紹介します。


<不登校の高校生の進路>

不登校の高校生にとって同じ学校への復帰は、精神的にも体力的にも非常に負担。不登校が長引いているようであれば、環境を変えるために高校を中退するのも手です。環境が変われば、お子様の心情にも変化が見られます。一度、不登校の原因となっていた学校から解放させ、一から進路を考えることをおすすめします。以下で、進路先となる選択肢を5つご紹介します。

全日制高校に転入

全日制高校に転入するとは、これまでの生活リズムや通学スタイルは変えず、学校だけを変える方法です。しかし、これまで全日制高校で不登校になったお子様であれば、少し無理をさせてしまうかもしれません。クラスは、入学時もしくは進級時にコミュニティが形成されてしまうことが多く、馴染むのには一定の時間と勇気が必要になります。もちろん全ての全日制高校がそのようなわけではありません。校数は多くありませんが、高校中退もしくは留年した方向けの学校もあります。全日制高校への転入を検討されている方は、お子様の通える範囲でそのような高校がないか探してみることをおすすめします。

通信制高校に編入

不登校の高校生をお持ちの親御さんであれば、通信制高校への転入を視野に入れる方は多いのではないでしょうか?通信制高校は全日制高校と異なり、好きな時間に、好きな場所で授業を受けることができます。また、以前の高校の在籍年数や単位も引き継ぐことができるので負担も大きくありません。では、通信制高校とはどのようなスタイルで授業を行うのでしょうか?

通信制高校の特徴

通信制高校とはインターネットを通して行う授業のことなので基本的にはパソコンがあれば事が足ります。集団授業ではないため、人間関係でストレスを感じることはありません。しかし通信制高校はスクーリングを設けているところが多いです。

スクーリングとは?

学校によって異なりますが、通信制高校は「年20日」、「月2日程度」「年間80時間」などの登校時間を必要としています。この登校がストレスに感じてしまうようであれば、全く登校日数が必要ない学校もあるのでご安心ください。。
しかし、このスクーリングで教師から勉強のポイントを教えてもらったり、周りの高校生徒の息抜きになったりと、普段パソコンで授業を受けている高校生であれば貴重な場にもなります。

卒業後の進路サポートも手厚い

私立の通信制高校は、教師の勉強サポートが手厚く、大学や専門学校への受験対策も行ってくれます。例えば家庭教師、個別指導で有名なトライも通信制高校を運営しており、進学実績のレベルも高く人気です。サポート体制の整った通信制高校を選ぶことで、お子様が目標を見つけ、意欲的に勉強に取り組むようになったら親御さんも安心しますよね。

定時制高校に転入

定時制高校は午前、昼間、夜間の3部制で授業を行っているところが多く、通える時間帯を選ぶことができます。それ以外の時間はアルバイトを行う、勉強をするなど自由に使えるので、タイムマネジメントの練習にもなるかもしれませんね。通信制高校に比べて広告を打っている学校は少ないので情報収集に苦労する方も多いです。定時制高校は公立と私立でも雰囲気が全く異なるので、すぐに選ぶのではなく近隣地域の情報から地道に集めていくことをおすすめします。

高校卒業認定試験を受験

高校卒業認定試験を受験することで、大学や専門学校の受験が可能になります。試験の難易度は受験と異なり受からせるための試験なので、傾向さえ把握できれば合格します。在籍日数や単位は試験には影響しないので、しっかり勉強を行い対策に励みましょう。高校卒業認定試験専用の予備校もあるので、同じ目標を持った仲間を作りモチベーションを上げるため通うのもいいかもしれません。

就職・アルバイト

就職・アルバイトという選択もあります。不登校になり、高校や勉強には希望が持てなくても、仕事を通じて目標を見つけることもあるのです。環境が大きく変わるため、それがプラスに働くかマイナスに働くかは現時点ではわかりません。しかし、社会に飛び込むことで、学校だけでは得られないことも多くありますし、社会人と接する機会を頻繁に増やすことで、一般常識やマナーも学ぶことができます。仕事を探すのは決して楽ではありませんが、親御さんから積極的に情報提供すればお子様の心も動くはずです。


<進路の決め方>

進路を決めるにあたり、2つポイントをご紹介します。

お子様の意見を尊重する

まず、お子様の意見を尊重してください。気を付けていただきたいことは親御さんの意見を押し付けないことです。お子様が自分で進路を決め、その道を全うすることで、自分で決めたことに対して責任を持つことを知ります。進路を模索することも大切ですが、一度決めたことを長く、そして楽しんで続けてくれた方が親御さんも安心ですよね。

情報収集は親御さんの役目

進路を決めるにあたり親御さんの最初に役割は進路先の提案と情報収集です。最後の決定権はお子さまですが、進路の方向性は親御さんとともに決めるべきです。まだ高校生なら、どのような進路先があるかもわからない場合が多いです。お子様の興味関心のありそうな情報を集め、いくつかの進路先を明示することが親御さんの最初の役目と言えます。