不登校の子供を持つ親の対応

子供、親、家庭不和

不登校でお子様と同じくらい悩むのは親御さんです。今、不登校で悩むお子様をお持ちの親御さん、今日からできる親御さんの対応方法があります。不登校は親子で対応していくものなのです。今回は不登校で悩むお子様を良い方向へ導くことができる親御さんの対応をご紹介します。


<不登校の原因>

不登校に対応するには、まずお子様の心情を知ることが大切です。大きく分けて不登校の原因は4つ挙げられます。

学校の雰囲気に馴染めない

学校の雰囲気に馴染めず不登校になるお子様は多いです。学校の雰囲気に馴染めないのはいくつか問題があります。まず、人間関係の問題です。特に小学校高学年、中学生になると思春期に突入し、周囲の目を意識し始める時期。無理して周囲に合わせて行動したり、失敗しないようにプレッシャーをかけすぎたりと必要以上にお子様にストレスがかかることが多いです。それがエスカレートするといじめに発展します。いじめはお子様に精神的ダメージを与え、親御さんにさえ話をしなくなってしまうこともあります。

無気力

特に高校生に多いのが無気力です。受験で燃え尽きてしまった、または入学前と入学後のギャップが大きく学校への意欲を失ったときに起こる現象です。それ以外にも親御さんの期待に応えようと頑張りすぎて疲れてしまったというお子様もいます。

親への反抗

親御さん、つまり家庭環境が原因でお子様が不登校になる場合もあります。両親の離婚、リストラ、生活の困窮など、家庭で落ち着いて生活できないことが、学校への意欲や楽しみをなくし、最終的には不登校に繋がる原因となってしまいます。この場合、親御さんもつらい分、子供には迷惑をかけないように努力している方も多いと思います。しかし、言葉に表さなくても子供に親御さんの気持ちは移りやすいです。「こんなに頑張って気を遣っているのにどうして伝わらないんだろう…」と悩む方もいるかと思いますが、かといって子供に対してムキにならないように注意してください。

勉強の遅れ

勉強の遅れが原因で不登校になるお子様も少なくありません。特に周囲を気にし始めた思春期は自分と周囲を比べたがる傾向が強いです。勉強が追い付けないのは自分だけだと思い込み、必要以上に恥ずかしいことと捉えてしまいます。そうなると、テスト期間が近づくにつれて学校が億劫になり、不登校に繋がることもあるのです。


<不登校に対する親の対応>

不登校の原因が大体お分かりいただけたでしょうか?続いて、それぞれの原因に対しての親御さんの対応をご紹介します。

学校の雰囲気に馴染めない・無気力への対応

学校の雰囲気に馴染めないときは、まずはお子様を休ませることから始めましょう。雰囲気に馴染めないことが原因の場合、お子様は自分のことを責めてしまいがちです。自分に自信をなくして、ずっと部屋に引きこもっているなんてことにもなりかねません。そんなときの親御さんの対応としては、まず学校のことを考えさせないようにゆっくり休ませることです。ゆっくり休んで精神的にも落ち着いた様子を見せたら、一緒にどこかに出かけるなど家以外で楽しめることを考えましょう。それから不登校の原因について話し合うのが最も解決策が生まれやすい親御さんの対応です。

親への反抗心の対応

家庭内不和が原因で、親御さんへの反抗心が生まれ不登校に陥ってしまうお子様への対応は、我慢させない環境をつくることです。家庭内不和の状態では、親御さんもお子様も言いたいことを言えないことが多く、お互いにデメリットが多いです。親御さんは「心配をかけたくない気持ち」と「無理をしてつらい気持ち」の板挟みになることが多いと思います。お子様には言葉にしなくてもつらさは伝わってしまうので、正直に家庭の状況は話してください。しかし、家庭環境は変わってもお子様を思う気持ちは変わらないことをしっかり言葉にして伝えましょう。そうすることでお子様も我慢することも少なくなります。言葉でぶつかる機会が増えると思いますが、不登校になることは少なくなるはずです。

勉強の遅れへの対応

勉強の遅れへの対応は、学校と学校外のサポートが必要です。学校では教師に事情を話して、できるだけ注意して授業をしてもらう、質問に丁寧に対応してもらうなどの事情を伝えておきましょう。そうすることで学校への不安が軽減します。学校外でも塾や個別指導、家庭教師にサポートしてもらうのも手です。勉強への遅れが原因で不登校になるお子様は、もともとは勉強への意欲が高いお子様が多いはずです。以前の勉強の楽しさを思い出してもらうためにも勉強の遅れが恥ずかしいことではないことを伝えて、もう一度勉強の機会を作ることが、親御さんがお子様にできる対応方法のひとつです。


<不登校の子供への対応で注意する点>

お子様をゆっくり休ませること、無理に学校へ登校させないこと、お子様の口から不登校について話すまで辛抱強く待つことが、親御さんが今すぐやるべき不登校への対応です。注意してほしいのは親御さんの意見ばかり主張しないことこと。不登校とは家庭と学校の連携で解決するものです。お一人で抱え込まず、学校や他の家族とも相談しながら少しずつ不登校へ対応しましょう。