今では多くの方々が高校へ通っており、毎日勉強をしながら学校生活を充実させています。
全日制へ入学している方は部活動やアルバイトなどをして忙しい毎日を贈っていますが、中には悩みを抱えている方も居ます。それは授業についていくことが出来ないという事や、クラスメイト達と上手に付き合っていくことが出来ないという事など様々です。一度そのような悩みを抱えてしまいますと、学校へ通いづらくなり引きこもりや不登校、中には高校中退を考えてしまう方も見られます。
しかし、高校中退してしまうというのは出来るだけ避けた方が良い事です。どうしてもやむを得ない事情であれば仕方のないことかもしれません。ですが、自分が努力することで変わるとか、少し我慢すれば良いという事であればもう一度考えて直してみませんか。高校を辞めてしまえば、それによりデメリットも多く出てきてしまいます。一時的な感情から判断を下してしまうのは良くない事ですから、よく家族で話し合いをしてみてはどうでしょうか。
<高校中退すると就職が厳しくなってしまう>
中退してしまう事でデメリットが出てきてしまうと話しましたが、そのうちの一つが就職に関する事なのです。
近年では高校卒業以上としている企業が多くあるため、高校中退してしまっている方では応募が不可となります。高校を辞めてしまっている方は中卒扱いになるため、就職する上ではとても厳しいと言えます。中には学歴を全く気にしない企業もありますが、まだまだ学歴を気にする社会なので、高校中退はしない方が良いでしょう。面談の際にも「なぜ辞めてしまったのか?」と質問されることにもなりますから、毎回答えるのも大変です。
高校卒業していないことを補うために、出来るだけ多くの資格を取得するというのも良い心がけです。自分に足りないものを補うために何かを頑張るというのは、どの企業でも努力を認めてくれるはずです。しかし、高校中退というのは自分が思っているよりも大きなネックになってしまうという事を、頭に入れておきましょう。
<数年後に後悔してしまうことも>
現時点では高校を辞めてしまっても後悔なんかしないと思っていても、それはあくまでも現時点での心情です。
実際に高校中退してしまっている方の中には、「どうして辞めてしまったんだろう」と後悔している方が多いのです。辞めたその時は一刻も早く抱えている悩みから解放されたいという気持ちが強く、高校中退という判断を下してしまった。それが正しい判断だと思っていたにもかかわらず、いざ年齢を重ねてみるとなぜ高校中退してしまったんだと後悔しているという方も居るのです。後悔してももう遅い・・・いいえ、現在では通信制高校へ通う事が出来ますし、高卒認定試験も受験することが可能です。後悔している方々は通信制高校に通い卒業資格取得を目指しています。独学で高卒認定試験に挑み資格を取得しようと頑張っている方も居ます。一時的な感情から高校を中退するのはやめて、きちんと自分の未来について考えてみて下さい。
すでに中退されている方は、通信制や高卒認定試験を視野に入れてみてはいかがでしょうか。