家庭の事情や授業についていけない、人間関係がうまくいかないなどという理由から高校を辞めてしまう方がいます。
一度トラウマを抱えてしまう、壁にぶち当たってしまうと学校へ通う事が辛く感じてしまうものです。高校中退してしまってそのまま自分のやりたいことに向かって努力している方は問題ありません。ただ、中には高校中退してしまったことに対して後悔している方も見られます。「もっとよく考えれば良かった」とか「どうして辞めてしまったんだろう」と後悔している方は、通信制高校や高卒認定試験の受験を視野に入れてみませんか。通信制高校は3年間通学し、課題やスクーリング・テストこなせば卒業資格の取得が出来ます。経済的な事情から通信制高校へ通う事が厳しい場合は、高卒認定試験をお勧め致します。こちらは参考書などをもとに独学を行ない、様々な科目を受験します。受験する科目が多いため、それだけ学習する時間を確保することになります。しかし、通信制へ通うよりも早く卒業資格を取得できるのがメリットです。
<高校中退する時期により受験科目が変わる?>
高卒認定試験を受ければ通信制高校へ通って取得するよりも早い、そうお話をしました。
どのくらいの科目を受験することになるのかというと、それは高校中退する時期によって大きく変わってきます。中卒または高校1年の2学期までに中退している方は、8科目受験することになっています。受験科目が多くなってしまうので、それだけ勉強する必要があります。高校1年の2学期以降に高校中退している方の場合は、免除科目がある可能性があります。特に高校2年~3年で高校中退している場合は、3~6科目免除されることがあります。ですから、高卒認定試験の受験を検討している方は自分がいつ中退してしまったのか、しっかり確認するようにして下さい。
<サポート校を探す>
高卒認定試験を受験したいが独学は難しいという場合は、そういった対策を行なっているサポート校を探してみましょう。
本来、サポート校へ入学する場合は通信制高校への同時入学の必要があります。ですが、サポート校の中には高卒認定試験受験者対策の教室を設けていることもあります。そちらを活用して、少しずつ学習を進めていけば理解力をあげることが出来るはずです。教師が分かりやすく丁寧に教えてくれますから、分からない問題に出くわしてもしっかり解決して前に進むことが可能なのです。
高校中退して「高校卒業」を諦めてしまっている方も居るでしょうが、諦めてしまう前にもう一度今後についてよく考えてみませんか?