高校中退で手に入った時間で自分の未来を考えよう


高校中退という言葉には悪いイメージが蔓延しています。高校中退してしまう人はだめだという社会通念がまかり通っているのが事実。それはどうしてかと言うと、日本人の国民性が大きいでしょう。
日本人は皆と同じを好みます。社会人の多くは高校卒業資格を持っています。高校くらい卒業していて当たり前。その気持が高校中退に対する抵抗感を生むのでしょう。高校中退したからこそ得られるものも多いはずです。しかし世間のこの高校中退に対する批難の目線。これは気のせいではないはずです。
問題はその社会的抑圧に負けない強い心を持っておくこと。世間の言葉に惑わされない強い気持ちを備えておくことです。他人になにを言われようとあなたの学習にはなんら関係のないことのはずです。自分の意志で勉強をしましょう。


高校中退したからこそ考える時間がある

高校中退すると時間が手に入ります。高校に通っていたとしたら学校生活に潰されていた時間。この時間がすべて自分のものになります。学校で過ごす時間というのは一日のうちほとんど日中すべてです。この日中の時間すべてが浮いたならその時間を使って自分の今後を考えれば良いのです。
確かに高校卒業資格は手に入らないかもしれません。高校卒業資格が手に入らなかった時の自分の未来がどうなるのか。このことを考える時間はいくらでもあります。ゆっくり、じっくり考えていきましょう。
その後やっぱり進学の必要性を感じたなら、通信制高校に通うのか、高認資格をとるために専門塾に入るのか。そのことを考えましょう。自分にはどんな力があって、なにをしたいのか。若いあなたはまだそのことがわかっていないはずです。


もし、もっと学びたいと思ったなら

進学するためにまた学校に通うことになります。高校中退したなら選ぶことができる学校は少なくなります。普通の高校にまた通い直すこともできます。再び入学することもできるでしょう。ですがもっと上の学校に通いたいと思ったなら、進学を視野に入れた勉強を進めていかないといけません。
通信制高校の進学コース。大学受験を視野に入れた勉強。それらに手をつけねば自分の願いは叶えません。高校中退は一般的には通常から外れた未来。その少し外れた未来にいるのだという自覚は持っておかないと、適切な選択を選びぬくことはできません。
そのうえで同級生からは少し遅れてしまうことも覚悟して、しっかりと自分の通いたい学校に入学する努力をしてください。